
オープンキャンパス以来2回目の来校は、推薦面接の時だった。万が一遅刻してはいけないと思った私は、宿泊していたホテルの朝食を食べずに弁当にしてもらい、想定の1本前の列車で朝倉に来た。11月の7時、広々としたメインストリートはやたらと広く感じた。唯一キャンパス内をランニングした人と挨拶を交わし、面接会場のある3号館に来た。階段の前には施錠された扉、その目の前で1時間半以上待っていた。じっとしていては寒い。何もしないのもと思い、生物の勉強を始めた。手には高校で使っているうえ、高知大学に誘ってくれたボロボロの資料集。誰よりも早く来て、一早く勉強できた。次に人が来るまで約1時間。やっぱり寒かったなぁ。早起きは三文の得のおかげか見事合格できた。早起きは苦手であるうえ、着慣れていないスーツ姿のセットなどいろいろとあった朝だった。これらも全て母親の協力があってこその出来事である。改めて、お母さん、ありがとーー。