2023年10月7日(土)に、第5回高知大学創立75周年記念シンポジウム「最後の清流四万十川と共に豊かな暮らしを続けるために」を、高知県四万十町にある窪川四万十会館にて開催しました。
当日は83名のご来場があり、高知大学 受田浩之理事による開会挨拶でシンポジウムがスタートしました。
基調講演では、高知大学農林海洋科学部 今城雅之准教授から、「最後の清流四万十川の「あゆ」を守るために」と題し、深刻な問題となっているあゆの感染症の現状と、地域に密着した魚病解決に向けた研究について解説を行いました。
また、本研究を進めるための資金を募るためクラウドファンディングに挑戦し、目標金額を大幅に上回る4,985,755円のご寄附をいただくことができました。共感いただきました皆様に心より御礼申し上げます。今後、高知県のあゆの病気への対策に取り組むべく、頂戴しましたご寄附を大切に使わせていただきます。
最後に、パネルディスカッション「四万十川と共に豊かな暮らしを続けるために」では、四万十川上流淡水漁協組合長の山脇陳男さん、鮎屋仁淀川代表の西脇亜紀さん、四万十川財団事務局長の神田修さん、四万十町役場人材育成推進センター次長の中井智之さん、今城准教授をパネリストとして迎え、教育現場での環境学習や次世代川漁師育成の取り組み、そして地域振興の観点から体験型ツアーの模索など、最後の清流の名にふさわしい四万十川を守る活動についてさまざまな意見交換が交わされました。
シンポジウム終了後、ご来場いただいた皆様には四万十川の鮎の塩焼きをプレゼント。
皆さま、笑顔で帰路に着かれました。
ご来場いただきました皆様、ご登壇の皆様ありがとうございました。